フォーラム報告『在宅医療知っていますか?家で最期まで療養したい人に』   New !


5 月13日、公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団様から助成をいただき、中野区医師会会館にて5回目の市民フォーラムを開催しました。テーマは「在宅医療知っていますか?家で最期まで療養したい人に~暮らしの中で穏やかに看取り、見送る~」。医師、ケアマネジャー、自宅そして認知症対応グループホームにて看取りを経験されたご家族をパネリストに迎え、多様な場における「看取り」について考えました。

フォーラムのコーディネーターは中野区医師会副会長で大場診療所副院長の渡辺仁先生。 

 

大野氏は自身の母親を区内のグループホームで看取った経験を発表。馴染みのスタッフや他の入所者と家族のような関係の中で見送り、「母は自分の人生を生き切ったのでは」と発言。

ケアマネジャーの渥美氏は自身の親族の看取りを基に「人生の最終章は突然訪れる」「人生の最終章は旅立つ人、残される人の共同作業。ケアマネとして寄り添いたい」と。

田中氏は義母をご自宅で看取った経験を発表。「最初はとても不安であったが、かかりつけ医の訪問診療に支えられた」「自営業で家族が出入りしていた為、介護環境に恵まれた」と。

在宅医療を担う宮地氏は「看取りの経過には必ず、それぞれの人の物語がある。看取りの時間を病院任せにしないことで、沢山の気づきがあり、思いがけないギフトがある」「介護や看取りは生前供養かもしれない」と発言。

フロアーからは「自分は自宅で一人で、誰にも 迷惑をかけずに死にたい。それが出来ますか?」と質問。高齢者の切実な想いに参加者全員がハッとした瞬間でした。

中野区地域包括ケア推進担当 酒井副参事

グループホームでの看取りの現状を述べる「はぴね」の西村氏

超高齢社会が進む中で、「死」や「看取り」について考える機会はますます重要になっていると感じます。それは一人ひとりが高齢になっても、病を抱えても、豊かに生きることに繋がるものと信じます

次回のフォーラムは平成30年の3月頃に予定しています。

テーマは今回に引き続き「在宅医療知っていますか?家で最期まで療養したい人に」サブテーマは「看取りの伴奏者たちを育む地域」(予定)

さて、この大課題にどこから手をつけていきましょうか…(文責 冨田)