98歳お誕生日おめでとうございます
2月22日。Mさんは98歳のお誕生日を迎えました。翌23日にお祝いの会を開催しました。
Mさんは里の家に来られて1年と少し。里の家で2回目のお誕生日です。イヤリングをつけて、口紅をひいて、今日のMさんはとても綺麗です。ご親族とケアマネさんがお祝いに駆けつけてくださいました。
この1年、Mさんは大きな病気もなく、食事もよく召し上がり、たくさん笑って過ごしました。しかし、時には夜眠れずに、「生きてるのが辛いよ…」と漏らすこともあります。自分の体が思うように動かないことはさぞや切ないことでしょう。
Mさんは若い頃に町会の役員や民生委員、書道教室の先生として地域の中で活躍してこられました。どちらかというとお世話をする側で、Mさんを「先生」と呼ぶ方はたくさんいます。長い人生を必死に駆け抜けてきたのでしょう。
切ない言葉に返す言葉はなかなか見つかりませんが、眠れぬその時は、甘~いホットミルクでも飲んで、思い出話でもしましょう。「Mさん。あの時は大変でしたね。」「初恋の相手は夢に出てきますか?」
「Mさん、ずっとここにいてくださいね」
私のほうがいつの間にか居眠りをしています。反対にMさんから「体が心配なので寝てくださいね」と声をかけられることも(汗)
来年のお誕生日も必ず迎えられるよう、明日からリハビリを頑張りましょう!
冨田